日本は三等国だしい

イラクで死亡した奧大使と井ノ上一等書記官のドキュメントを
ＴＶ放送した時に見て驚いたのが、アメリカの安全保障会議の規定では
日本が三等国に指定されていることでした。
一等国は確かイギリス、ドイツ、フランスの三国。

そのため、アメリカ軍が中心のイラクの復興に関する会議から、
奧大使はことごとく退室を命ぜられます。
見るに見かねたイギリス軍司令官が奧大使を自分の副官として任命して、
奧大使が少しでもイラク国内で自由に活動できるように計らうのが救い。

しかし、小泉首相や石破防衛庁長官が説明するとおりに
日米安全保障条約が本当に「同盟」ならば、
安全保障規定で日本が三等国扱いというのはありえないはず。

アメリカ国民の多くが、日米安保を知らないし、
在日アメリカ軍基地の存在についてたずねると
「占領のため」「日本が何かしないように見張るため」という
回答が多い、という話しがどこかにありましたが....。

bvlさんのいうとおり、
アメリカを変えることができるのはアメリカの選挙民だけ....だし、
「小泉政権を（望む望まないを別にして）支えている（支えてしまっている）
我々主権者の問題」という二重の困難がありますね。

５１票が４９票を支配できるのが民主主義だったりするので、
とーても困難なコトなんだなあ、と脱力しそーな情勢ですよね、
日本も世界もアメリカも。