文芸

迷子のバブル時代?

『ツアー 1989』を読んで、いろんな感想があるけど、 第一印象でひらめくように感じたんで、絶対に言っておきたいのが、コレ。 キャッチに囲ってモノ申す。 このままドラマや映画になる。 そう思える作品でしょ? そういう、小説。 もちろん主演はオダギ…

迷子になってごらん

コラムやエッセイが小気味よくって、文章も内容もちょっと粋? 来年はきっと大ブレイクする作家の本を2冊読んで、 個人的に思い浮かんだ問題が2つ....ツアー1989作者: 中島京子出版社/メーカー: 集英社発売日: 2006/05メディア: 単行本 クリック: 9回この…

『メロウ』だよん

メロウ作者: 田口賢司出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2004/10/21メディア: 単行本 クリック: 18回この商品を含むブログ (22件) を見る 15日の新聞に『メロウ』関係の記事があって、ドゥマゴ文学賞の只1人の選考委員でもある浅田彰さんのコメントがメイン…

『メロウ』を読んだ

『メロウ』(田口賢司・新潮社)第14回ドゥマゴ文学賞を受賞。 最初の1ページと3行で、第一印象は決定。 『さようなら、ギャングたち』と『風の歌を聴け』みたいな。 1981年の発表時に「最高のPOP文学」といわれた高橋源一郎さんと、その2年前に賛否…

『綿矢りさのしくみ』-小谷野さんのパートについて

そして、 人気と話題の小谷野さんについて....● 小谷野敦さん うーん、小谷野さんの予備知識なし。この人の本を読んだこと無いけど、どーも読んだらボクに合いそうな主張だとゆー人がいます。ふーん。 これまた文体も内容も、ナイフで豆腐を切るようなスピー…

『綿矢りさのしくみ』-渡部さんのパートについて

う〜んん、 あくなき文芸の探究者?渡部さんについて....● 渡部直己さん いつも元気で切れ味のいい批評やコラムを書いてる渡部直己さんのイントロが優しくて親切。ちゃんと自分のスタンスを明らかにしつつ、読者や作者が傷つかないよーに気を配ってくれてい…

『綿矢りさのしくみ』-吉本さんのパートについて

ではでは、 まずSPIKEを発行している吉本さんについて....● 吉本謙次さん ケンジ? カネツグって読むと戦国武将みたいだなっとか思って手にとったのが『綿矢りさのしくみ』。 あらためて体裁って大事だねっと思いつつ、こーゆー体裁で気軽に読まれる本つーの…

タイトルをみて、わかっちゃった気になる

蹴りたい背中作者: 綿矢りさ出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2003/08/26メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 183回この商品を含むブログ (435件) を見る タイトルをみて、 それだけでわかっちゃった気になった作品が 『蹴りたい背中』。何がわかった…